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【完全ガイド】外構・エクステリア┃リフォームの種類・費用・選び方を徹底解説

外構・エクステリア完全ガイド

“外構”って何?プロが教えるエクステリアのすべて

外構とは家のまわり、庭から玄関、駐車場などの住宅以外の部分のことです。もっと広く言うと建物の敷地内にある外部空間の設備や構造物を言います。英語ではエクステリアとも言いますが、最近ではエクステリアと表現する人も多くなっています。

\外構・エクステリアのリフォームで暮らしはどう変わった?/

経験者リフォーム
経験者
Yさん
我が家のベランダをリフォームしてから、生活が本当に変わりました!一番嬉しかったのは、ベランダが「ただ洗濯物を干す場所」から「家族みんなの憩いの場」に生まれ変わったことです。床材をウッドデッキ風に変えてもらったおかげで、まるでおしゃれなカフェテラスみたいになり、休日には子どもたちがそこで遊んだり、夫婦でコーヒー片手にのんびりしたりする時間が増えました。こんな風に家族で過ごす場所になるなんて、リフォーム前は想像もしていませんでした!
経験者リフォーム
経験者
Kさん
家の前の庭(駐車場部分+庭)にコンクリートを流してもらうリノベーションをしました。コンクリートは駐車場部分だけを施工する予定だったのですが、雨が降り外壁に砂が飛び散ること、草が生えて抜くのが大変な事を相談した際に、コンクリートを流してみてはと提案されて採用することとなりました。私達の悩みに親身になって色々提案して下さったり予算を考えてくださった担当者さんにはとても感謝しています。コンクリートはひび割れすること無く綺麗に保てており、快適に生活できています。自転車を停めるのにも停めやすくなったし、地面がぬかるむ事も無くなったので、して良かった施工だなと思います。
経験者リフォーム
経験者
Nさん
想定外だったのは、ベランダを広げたことで近隣からの視線が気になるようになったことです。特に夏場はカーテンを開けると丸見えになるため、目隠し用のパーテーションを追加設置しましたが、これも予算外でした。「事前にもっと細かく計画しておけばよかった」と感じています。それでも家族みんなで楽しめる空間になったので、大きな後悔ではありませんが、小さなトラブルは予想以上に多かったです!

本記事では外構の一つひとつに注目し、それぞれの違いや費用、便利で真似したくなるような設備までまるっとご紹介します。

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外構には種類がたくさんあるので、玄関まわりと庭まわりに分けて解説していきます。それぞれのお悩みや希望に合わせて、おすすめの設備と費用の目安をまとめました。

玄関まわりの外構ってなにを置くのが正解?

玄関まわりで代表的な設備といえば、門柱や門扉など建物の入口近くにあるものがすぐに思い浮かぶでしょう。住宅につけるタイプのものであれば表札が代表的ですね。普段車での移動が多い方であれば、駐車場やカーポートで玄関まわりの外構がほとんど埋まることもあります。

玄関まわりの外構設備は、家の顔にもなるので、どのようなイメージを持たせたいか、またどのように印象付けたいかで何を施工するかが変わってきます。イメージや印象だけでなく、毎日の使いやすさや便利さも大切ですね。住宅のカラーや雰囲気に合わせながら欲しい性能をも向上させられる、真似したくなる設備や費用を5つのパターンに分けてご紹介します。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【ひとことアドバイス】
外構計画を進める前に、まずは日常の動線やご家族の過ごし方を振り返ってみましょう。雨の日の出入りや荷物の受け取り、帰宅時の導線など、生活の中で“ちょっと不便”を感じる場面がヒントになります。限られた予算でも、使用頻度の高い場所から整えると、毎日の快適さがぐっと向上します。将来のライフスタイルの変化も見据えながら、「今とこれから」のバランスを大切に考えることがポイントです。

⑴ 防犯性を向上させたい

防犯性アップ!3つの防犯装備

実は夜間の照明が少なく、人通りの少ない場所が狙われやすい住宅街のほうが強盗などにあいやすいといわれています。洗濯物が家の入口から見えていたり、周囲の住宅が古いと新築住宅を建てても「監視の目が薄い」と判断されることがあるようです。

防犯性を向上させたい場合はまず、どの場所から何が見えているかを自分で見て確認してみることが一番大切です。しかし実際暮らすのは家の中ですから、当然家にいながら常に外を意識することはできませんよね。そういった方へおすすめの外構設備は主に3つあります。

  • 防犯カメラの設置(家でモニタリングできると◎)
  • アプローチ(※)に砂利を使用
  • センサーライトカメラ

※アプローチ…敷地内から玄関までの道やその周辺

基本的な部分ですが、外からの目線に気付きにくくなる塀やブロックは家の正面を避けることが大事です。また、地面埋め込み型のソーラーライトなどを活用して夜間も足元を照らす工夫をすると安心かもしれません。人に反応して光るセンサーライトはもちろん、同時に録画機能のあるセンサーライトカメラを設置するのもおすすめです。

防犯設備は年々よい性能のものが発売されていますし、ネットなど個人でも購入して設置できるものもたくさんあります。既存住宅でも新築住宅でも取り入れやすい設備になっています。それぞれの費用の目安はこのようになっています。

設備施工内容費用
防犯カメラ
(一台あたり)
屋内(配線工事)約10,000~30,000円
屋外(高所作業など)約20,000~50,000円
センサーライトカメラ壁面取付・配線工事など約8,000~50,000円
アプローチの砂利
(1㎡あたり)
防犯砂利約2,000~3,500円

👆防犯カメラのモニターは別途費用がかかることが多いので、設置や商品購入の際は注意しておきましょう。

防犯砂利はDIYでも可能でホームセンター等でも購入できるので、防犯性を向上させたいけど費用をおさえたい…という方におすすめです。また、一階部分のトイレや洗面箇所の窓に面格子をつけるとさらに防犯機能がアップします。DIYでも取り入れやすい設備なので検討してみてはいかがでしょうか。

⑵ プライバシーを確保したい

目隠しフェンスのグレード別費用目安

こちらは⑴と逆で、住宅の大きな窓が道路側に面していたり、庭やこどもの遊ぶスペースが住宅の玄関部分に近いときによくある悩みです。プライバシーを確保するということは住む人にとってとても大切なことですが、設備によっては防犯性が低くなってしまうので、カタログだけでなく実際に商品を見て選ぶことをおすすめします。

ブロックでしっかり見えなくなるようにするよりも、目隠しフェンスを利用するほうが防犯性とプライバシーを両方確保できるので良いでしょう。目隠しフェンスは各メーカーから多種多様な商品が展開されており、見た目や性能などもそれぞれ違いがあります。素材によっては定期的なメンテナンスも必要になるので、生活スタイルに合ったものを選ぶとよいでしょう。

目隠しフェンスはグレードによって商品価格が大幅に変わるので、費用の目安をまとめてみました。DIYされる方もご参考にされてみてくださいね。

※1mあたりの費用で算出しています。
グレード本体価格施工費用込みの総額
安価
アルミ・樹脂/隙間あり
約3,000~6,000円約8,000~13,000円
普通
樹脂木調/デザイン性あり
約7,000~12,000円約13,000~20,000円
高額
木目調アルミ/高耐久
約13,000~25,000円約20,000~35,000円

👆アルミ素材はメンテナンスが少なく長持ちですが、雨風や車の排気によって汚れが目立ちやすいことがあります。樹脂素材は風合いもよく安価ですが、経年劣化での退色が目立ちやすい特徴があります。ご自宅の生活スタイルに合わせて選びましょう。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【ひとことアドバイス】
目隠しフェンスの高さは、お庭や周囲の環境に合わせて丁寧に選びましょう。一般的には約1.8mが目安ですが、敷地に高低差がある場合は特に注意が必要です。圧迫感を和らげるために、上部を格子状にして程よい抜け感をつくるのもおすすめ。風通しが良くなり、心地よい空間になります。また、ご近所との良好な関係を保つために、境界線から少し内側に設置する配慮も大切です。

⑶ 駐車場・宅配ボックスを置いて便利にしたい

カーポートや宅配ボックスの種類と費用

最近は賃貸物件でも宅配ボックスの有無が選択項目にあがるほど普及しています。戸建ての方でも個人で宅配ボックスを購入して置いているところも多くなってきました。新築住宅であれば埋め込み型の宅配ボックスも選べますが、既存住宅の場合も個人購入でほしいサイズを選べるので、あって損はない設備です。

また、そういった便利な商品は都市部に限らず、車移動をメインとする社会でも役立っています。受け取り側にも配送側にも優しい設備ですね。

そして車をよく使う方であれば、玄関前は駐車場として使っている住宅も多いことでしょう。車を駐車しても設置できるスペースがあるなら、カーポートをつけるだけで生活がとても便利になります。雨の日の乗り降りはもちろん、家まで雨にぬれずに通れる道を作ったり、車が雨風にさらされるときのダメージも減らせたりと施工するメリットは大きいです。

車だけでなく電動自転車やバイクも長く大切にしたい乗り物ですよね。自転車やバイクほどの大きさであればサイクルポート、バイクガレージなど、一部カーポートよりも費用を抑えて施工ができます。それぞれの商品やグレード、施工費用の目安はこのようになります。

設備グレード本体価格施工費用込みの総額
カーポート安価約10万~16万円約18万~28万円
普通約16万~25万円約26万~40万円
高額約25万~50万円約37万~70万円
サイクルポート
(1~3台収納)
—約5万~25万円約10万~40万円
バイクガレージ—約3万~70万円約30万~90万円

カーポートはグレードで3段階に分けて表記しましたが、サイクルポートとバイクガレージも同じようにローグレードからハイグレードまでさまざまな商品があります。特にサイクルポートとバイクガレージの安価な商品は、基本的にDIYや個人で商品購入して設置するだけの簡単なものがほとんどです。しっかりしたものを設置するのであればスタンダード以上のグレードのものを選びましょう。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【ひとことアドバイス】
カーポートや宅配ボックスの設置を考える際は、ぜひ一緒に外部コンセントも設けることをおすすめします。電動自転車の充電や高圧洗浄機、季節のイルミネーションなど、屋外で使う電源は意外と多いものです。後から追加するよりも、最初にまとめて施工するほうが効率的で経済的。また、将来の暮らしの変化を見据えて、少し余裕をもった電源計画を立てておくと、安心してお使いいただけます。

⚠️ここで気を付けるべき注意点がひとつあります。ハイグレードなガレージは固定資産税の課税対象になるというところです!もっと詳しく解説すると、具体的な以下の3点の条件を満たすかどうかで課税対象かどうかが変わってきます。

固定資産税の課税対象になりうる条件
  • 屋根がある … 雨風がしのげることが条件なので簡易的なものでも対象になることがあります。
  • 三方向以上に壁がある … 柱だけでなく、しっかりと壁で囲まれているかどうか。
  • 土地に定着している … コンクリート基礎、アンカー固定=動かせない状態のこと。

基本的に住宅や外構の設備で固定資産税の額が変わります。設備のグレードが高くなるほど固定資産税も上がると考えてよいでしょう。しかし防犯設備など、逆に補助金や固定資産税減税・優遇措置が用意されているものもなかにはあります。住宅につけたい設備にどのような制度があるのか事前に調べておくことも大切ですね。

⑷ バリアフリーな玄関にしたい

玄関のバリアフリー外構の基本構成

バリアフリーな玄関と考えたとき、ぱっと思い浮かぶのはスロープではないでしょうか。代表的なスロープはもちろん、スロープにつける手すりやスロープ自体を滑りにくい素材にするなど、バリアフリーの要素は多岐にわたります。現在は高齢者の住む住宅だけでなく、小さい子どものいる世帯や二世帯住宅でもよく取り入れられていますね。

また、玄関のドアを開き戸から引き戸にしたり、玄関の上がり框を低くしてまたぎやすくすることもバリアフリー工事のひとつと言えるでしょう。介護のためであれば一部の設備は補助金制度を使ってリフォームできます。主にスロープ、手すりの設置、段差解消、ドアの交換などが対象です。要介護・要支援認定者の居住住宅かつ、事前申請とケアマネージャーの意見書が必要になりますが、介護保険の住宅改修制度で最大20万円の補助が受けられます。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【ひとことアドバイス】
バリアフリーの改修は、「必要になってから」ではなく「必要になる前に」備えておくことが大切です。例えば、手すりはすぐに使わなくても、下地だけ先に入れておくと安心です。また、将来的にスロープを設けられるよう、スペースを確保しておくのもひとつの方法です。車椅子利用を考えるなら、スロープの勾配は1/12以下にすると安全に使いやすくなります。早めの準備が快適な暮らしにつながりますよ。

⑸ 住宅と外構を同じ雰囲気・イメージで印象的にしたい

4つの外構スタイル別アイデア

住宅はひとにどのような印象を持たせるのか。外構はまさに住宅の雰囲気やイメージを表現する「住宅の顔」でもあります。近年では「モダン」「北欧風」「ナチュラル」「シンプル」など、SNSでも真似したくなるような外構の写真がたくさん投稿されていますね。

理想のイメージに近づけるためには、アプローチの色味や素材、門柱や植栽などさまざまな設備の配置を考えることが大切です。そして実際に施工する業者とイメージの情報共有をしておくことがもっとも大事なポイントになります。レンガをコンクリート地面に埋め込んでナチュラルにしたり、グレーのタイルで統一感を持たせたり、「アプローチ」とひとことで表すのではなく具体的な色や設備を事前に考えておきましょう。

気になる費用ですが、素材や商品価格、規模感によって大きな差があります。分かりやすい例として、アプローチに土間コンクリートとタイルを使った場合の費用の差を表してみました。面積を5㎡としたときの差がこちらです。

内容土間コンクリートタイル仕上げ
単価(目安)8,000円/㎡16,000円/㎡
総額(税・処分費別)約40,000円約80,000円
メリット安価・耐久性◎意匠性◎・高級感
デメリットひび割れのリスクあり高価・施工に時間がかかる

土間コンクリートで通常よく施工される刷毛仕上げ(滑り止め)は上記の表と大きな差はありません。しかし、洗い出し仕上げにしたり、スタンプ仕上げにしたりする場合は1㎡あたり1,000〜3,000円ほど費用が追加されることが多いです。また、タイルは300角(30cm×30cm)サイズが一般的ですが、デザイン性の高いものや大判のものは商品価格が高くなります。

そして、玄関アプローチのなかでも簡単に雰囲気を変えられるものが植栽です。住宅用では主に3つの種類の中から選ばれることが多く、剪定の頻度や日照条件がそれぞれ異なります。以下はシマトネリコ・ソヨゴ・オリーブの3種類の特徴を比較したものになります。

※費用は地域や植木のグレード、根巻き(ポット/根鉢)によって前後します。
特徴シマトネリコソヨゴオリーブ
日照条件日向~半日陰半日陰日当たり必須
成長速度とても早い遅め普通
剪定頻度年に2、3回年1回程度でOK年1回程度でOK
見た目細かい葉で軽やか、涼しげ丸葉で落ち着いた雰囲気シルバーリーフでおしゃれ
費用の目安約1~2万円約1.5~3万円約1.2~2.5万円
植付・支柱工事などを含む費用総額約2~3.5万円約2.5~4.5万円約2.2~4万円

庭まわりの外構にかかる費用ってどれくらい?

みなさんが庭まわりで一番大切にしたいポイントはどのようなところですか?これも玄関と同じように住宅や住んでいる家族によって優先したい設備が変わりますね。

よくあるお悩み
  • 洗濯物をなるべく外から見えないように干したい…
  • 子どものためにのびのび遊べる空間にしたい!
  • バルコニーと庭の違いは?

よくあるお悩みを項目ごとに分けて、おすすめの設備や費用をご紹介します。

⑴ プライバシーを優先したい

サンルーム3タイプを比べて選ぶ

よくあるお悩みのひとつに「庭が外から丸見えで使いにくい」という声があります。特に家の裏側ではなく車道側に庭が面していれば気になるポイントですよね。大きい窓が面していればカーテンをしていても夜間気になることがあるでしょうし、前述した洗濯物に関する悩みも多く聞きます。これらを解決できるおすすめの設備はフェンスとサンルームです。

この場合のフェンスはブロック塀よりも目隠しフェンスのほうがよいでしょう。ブロック塀だと日当たりが悪くなったり、防犯性がどうしても低くなったりしてしまいます。住宅側からは外が見やすく、外からは敷地の内側が見えにくいフェンスにすることで、防犯性をキープしたままプライバシーを確保できます。

※フェンスの費用価格については「①玄関まわり ⑵ プライバシーを確保したい」の部分で解説しています。

また、道路沿いの庭がある住宅でお悩みの多い洗濯物ですが、大きい窓があればその場所にサンルームを増設することで解決できます。日当たりを確保したまま洗濯物を外から見えにくくしてくれたり、花粉や虫対策としても優秀な設備ですから、どの世帯にもおすすめです。洗濯物が見えなくなることで防犯性も向上するので、まさに一石二鳥ですね。

そんなメリットばかりのサンルームですが、使っている素材や雨風への耐久度によって費用の差が大きく変わります。さまざまな商品があるので、商品のグレードや商品価格を3つのグレードに分けて詳しく比較してみます。

ローグレード(簡易的・物干し目的)

床なしのテラス囲い型が主流。夏は高温になるので居室用途には不向き。

メーカーLIXILYKK AP三協アルミ
商品名サニージュF
(床なし)
ソラリア
(囲いタイプ・床なし)
レボリューA
(囲いタイプ・床なし)
特徴テラス囲いタイプ、波板屋根、物干し用途に特化組立簡単、ポリカ屋根、洗濯物スペースに人気スリムな設計、リーズナブル、雨よけ中心
価格帯(本体)約20万~30万円約20万~35万円約20万~35万円

ミドルグレード(快適性も重視した多用途型)

床付きで簡易的な居室として利用可能、通気性や採光性を調節できる。

メーカーLIXILYKK AP三協アルミ
商品名サニージュRタイプ
(床付き)
ソラリア
(床付き)
ハピーナリラ
特徴居住性アップ、網戸・物干し・断熱床対応採風窓あり、日よけスクリーン・物干し対応木調デザイン選択可、日除け・網戸も標準対応
価格帯(本体)約35万~50万円約40万~55万円約45万~60万円

ハイグレード(居室レベルの快適性・高断熱仕様)

高断熱・高気密仕様で書斎としても利用できる。⚠️固定資産税の課税対象になる可能性があります。

メーカーLIXILYKK AP三協アルミ
商品名ガーデンルームGFエフルージュZグランZ-styleハピーナ
(ハイグレード版)
特徴高断熱ガラス、スタイリッシュな外観高耐風・耐積雪、高断熱ガラス対応複層ガラス、断熱床、外観高級仕上げ
価格帯(本体)約60万~90万円約70万~100万円約75万~110万円

表のとおり、約20万円から100万円前後と費用の差がとても大きいですね。また、前述した通り施工費用が別途かかるので注意が必要です。床付きの場合は土間コンクリート施工が必要になることもあります。その際は1㎡あたり約10,000〜15,000円ほどかかります。工事は1日〜3日程度で終わるので工期は短く、リフォームしやすいところがメリットなのですが、容積率・建ぺい率に関わるので事前に自治体への確認が必要です。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【ひとことアドバイス】
庭のプライバシー確保には、「完全に隠す」よりも、程よく視線を遮る工夫がおすすめです。サンルームは透明度を調整できるタイプを選ぶと、季節や時間帯に応じて開放感とのバランスが取りやすくなります。フェンスと組み合わせた段階的な目隠しや、植栽による自然な彩りを添えることで、やわらかく温かみのある印象に。将来の変化にも対応できる設備を選べば、長く快適な庭づくりにつながります。

⑵ 自由に使える空間にしたい

子どもがいる世帯なら「庭やベランダでのびのび遊ばせてあげたい」と思うこともあるでしょう。実際に子育て世帯では庭で子どもが遊べるように住宅を設計することも多くあります。ではどのような外構設備を整えれば自由な空間を作り出せるのか。ふたつのパターンに分けてご紹介します。

Ⅰ ウッドデッキやタイルデッキで空間分け

デッキ選びのポイントまとめ

広い空間が欲しいけど用途によって空間の切り替えも欲しい、という方におすすめなのがウッドデッキとタイルデッキです。それぞれのメリット・デメリットや費用比較、メンテナンスの有無など細かく解説していきます。

木のぬくもりやナチュラルな雰囲気を感じられる、DIYでも施工可能で比較的安価なのがウッドデッキです。天然木か樹脂素材の人工木の2種類で作られており、樹脂でできた人工木のほうがメンテナンスや雨の日のお手入れが楽で寿命も長いのがポイントです。

天然木は定期的なメンテナンスに加え、雨の次の日などは拭き掃除もあります。しかし夏場の日光に長い時間さらされても足元が熱くなりにくく、裸足で過ごしたい方や子どもが小さい方におすすめです。人工木はメンテナンスがとても楽ですが、外遊びしたい夏の晴れた日は足元が熱くなりやすく注意が必要です。裸足で過ごすことは難しいでしょう。

一方でタイルデッキのよさは耐久性の良さと高級感です。タイルはコンクリート下地が必要なので、どうしてもウッドデッキより施工費用は高くなってしまいます。しかし、メンテナンスも少なく掃除がしやすいことは最大のメリットと言ってもいいでしょう。それぞれのメリットとデメリット、施工費用を分かりやすく比べてみました。

種類天然木人工木(樹脂)タイル
メンテナンス塗装・防腐処理必要ほぼ不要タイル目地の掃除
熱(日光)の影響熱くなりにくい真夏の高温に注意かなり熱をもつ
歩き心地柔らかめで裸足でも心地よい硬く冷たい—
滑りやすさ雨天時も比較的滑りにくい—滑りやすい
寿命5~10年程度20年程度30年以上

実際にデッキにでる時にどのようなシチュエーションが多いのか、住宅の見た目にどの種類が合うのかを想像して考えてみるのもよいでしょう。続いて気になる施工費用も比較してみましょう。約10㎡(約3坪)あたりでの金額で計算してみます。

※デザイン・形状・ステップ数・フェンスなどのオプションにより変動します。
項目ウッドデッキ(樹脂木)タイルデッキ
材料費約15万~30万円約30万~50万円
施工費約15万~25万円約20万~35万円(下地含む)
総額約30万~55万円約50万~85万円

Ⅱ 人工芝・天然芝・雑草対策(防草シート)で自由な空間に

人工芝と天然芝の選び方徹底比較

庭一面を広く自由に遊べる場所にしたい方におすすめなのが人工芝や天然芝です。どちらも雑草対策など注意したい点はありますが、コンクリートのような照り返しが無いので涼しく過ごせます。こどもやペットも遊びやすく、自宅から自然な緑が見られるメリットの多い設備です。こどもの遊び道具をそのまま置いていけますし、大人もBBQやお家キャンプも楽しめますね。

では人工芝と天然芝の違いや費用について解説していきます。まずは芝をひく前に必要な準備がいくつかあります。共通する内容もありますが、それぞれに必要な内容が違いますので分かりやすくしてみました。

項目人工芝天然芝
雑草除去・整地・転圧共通して必要
防草シート必須基本不要
下地材(砕石・砂)地盤によって必要基本不要
土壌改良・芝床づくり不要必須(通気性・水はけ重視)
傾斜の設計水勾配2~3%推奨

では実際に芝をひくとき、人工芝と天然芝どちらがいいのか。それぞれの特徴や耐久性、メンテナンスについてもみていきましょう。

項目人工芝天然芝
見た目年中緑で均一季節により変化(冬は茶色に)
手触り・質感商品により異なる自然な柔らかさと弾力
メンテナンスほぼ不要(掃除程度)芝刈り・水やり・肥料・エアレーション等が必要
雑草対策防草シート+人工芝で抑制効果大雑草との戦いが日常(特に夏)
耐久年数7~10年(品質による)永続可能(ただし手入れ必須)
クッション性裏地の素材による(ゴムチップ入りは◎)自然なクッション性だが、土が固くなると△
夏の温度上昇表面温度が高くなりやすい温度上昇が少ない(裸足でもOK)

このように特徴の差がとても大きく、特にメンテナンスの部分が自分たちの生活に合うかどうかが大切な見極めポイントかもしれません。

気になる費用ですが、一般的には天然芝が安く、人工芝が高い傾向にあります。整地などの初期費用に加え、天然芝であれば日照条件と通気性も考えなければなりません。人工芝はメンテナンスが楽に過ごせるぶん商品価格が高く、1㎡あたり約5,000〜9,000円が相場になっています。逆に天然芝は日常的なメンテナンスが必要になりますが、1㎡あたり約2,000〜3,500円と、とてもリーズナブルです。人工芝は天然芝の約2〜3倍の価格であることが分かりますね。※施工内容(整地・防草シート・下地材)により上下します。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【ひとことアドバイス】
芝生を取り入れるときは、見た目や足ざわりの心地よさだけでなく、日当たりや排水の状態にも目を向けましょう。水はけが悪いと芝が傷んだり、ぬかるみやすくなることも。人工芝は雑草対策がしやすくお手入れも簡単ですが、夏場の高温には注意が必要です。天然芝は四季の移ろいが楽しめる一方、日々の手入れが欠かせません。芝の特性を知り、ご家族の暮らしに合ったかたちで、無理なく心地よく取り入れていけるといいですね。

Ⅲ バルコニー

バルコニーとは屋根のない二階以上にある室外スペースのことを指します。よく聞くルーフバルコニーは下の階の屋根を利用した室外スペースのことです。バルコニー(ルーフバルコニー含む)はあまり広いスペースが取れないので庭よりも自由度は下がりますが、少しの工夫で過ごしやすい環境に変えることができます。

足元に置くだけのウッドデッキや埋め込み式のタイルなど、好きなスタイルに変えやすいところはバルコニーならではですね。どちらもホームセンターやインターネットで購入しDIYできるので、気になる方は「ベランダ」「パネルデッキ」などの検索ワードで調べてみましょう。

⑶ 庭にも収納は増やせる?

物置・ガレージ設置時の注意点

キャンパーやアウトドアな方におすすめなのが室外倉庫です。砂のついたアウトドアグッズを室内に持ち込みたくないこともありますよね。「物置倉庫」「ストックヤード」「ガレージ」などの名前で売られており、本格的なものであればメーカーでの取り扱いもあります。それぞれ小型から大型まで幅広い商品がありますが、共通して気を付けておきたい注意点が3つあります。固定資産税にも関わってきますので詳しくご紹介します。

設置前に確認したい3つの注意点
  • 設置場所の法的点検 … ガレージや物置の大きさによって建ぺい率に含まれることがあります。どのサイズなら置けるのか、そもそも設置できるのかを確認しましょう。隣地との距離(最低50cm)や境界線なども配慮が必要です。
  • 地面の強度と排水 … 傾斜のある土地や水はけの悪い場所への設置には向いていません。転倒防止のため基礎工事(コンクリートブロックや土間打ち)が必要なケースが多くあります。
  • 防犯 … 庭といえど住宅の外です。センサーライトなどの防犯対策をしっかり考えておきましょう。電気設備を設置する場合は電源の確保も大切です。

上記で触れた固定資産税ですが、対象になるのは「建物とみなされるか」どうかが重要なポイントになってきます。コンクリート基礎に固定されていたり、屋根、壁などが3方以上あると固定資産税の対象になることがあります。組み立て式、移動式の簡単で小型なものは対象にならないことが多くありますが、自治体での判断によって変わりますので必ず確認しましょう。

⑷ 和風な庭をつくるには?

和の庭づくりのポイント

現在は洋風な住宅や外構が多くありますが、伝統的な日本家屋や縁側のある住宅もありますね。簡易的な和風モダンであれば植栽や自然石を用いてDIYで完成させることもできますが、和風庭園はこれまで紹介してきたものと比べてはるかに高額な費用と頻度の高いメンテナンスが必要です。では、和風庭園はどのようにつくられるのかを詳しくご紹介します。まずは四季を感じられる植栽についてです。それぞれの特徴と費用をまとめてみました。

種類特徴費用(1本あたり)
モミジ四季が楽しめる(特に紅葉)約1万~5万円
マツ(黒松・赤松)本格和風感。手入れ必要約3万~10万円
ツバキ・サザンカ冬の花木。和室前に人気約5,000~3万円
アオダモ雑木風の現代和風に◎約1万~3万円

ほかにも金木犀など人気でリーズナブルな植栽もあります。予算に合わせた庭づくりが大切です。また、目線が気になるスペースは竹垣や袖垣などで雰囲気をつくることもできます。砂利引きや飛び石なども和風庭園づくりなら比較的安価でDIYも可能です。本格的な枯山水や池泉回遊式庭園などは職人や業者の施工が必要です。施工する広さや内容、むずかしさで費用相場が大きく変わりますが、5㎡のスペースでも約50万円ほど施工費用がかかるでしょう。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【ひとことアドバイス】
和風庭園は一度に完成させなくても大丈夫です。まずは植栽や砂利敷きから始めて、季節ごとに少しずつ自分らしい要素を加えていく楽しみ方も素敵です。モミジやツバキなど、季節を感じられる植物をひとつ植えるだけでも、庭の雰囲気がぐっと変わります。DIYしやすい飛び石や竹垣を少しずつ加えることで、手軽に和の空間が演出できます。小さな道具入れで庭道具を美しく収納すれば、使いやすさもアップ。和のお庭を育てていく過程も、楽しんでくださいね。

⑸ 断熱効果をさらに高めて寒さ対策!(風除室)

雪国の暮らしが快適に!風除室の選び方

寒冷地でよく見る二重のドアやベランダに続く窓のことを風除室といいます。屋外の冷気や熱気の流入を避け、室内空調による冷暖房効果を低下させない設備です。寒冷地以外でもスーパーマーケットやコンビニに設置されていますね。それはホコリや排気ガス、害虫などから商品を守るためです。ホテルやオフィスビルにもよく設置されていて、日常で見かけることが少ない設備ですが実はとても大切な役割を担っています。主に4種類あるので、特徴について簡単にご紹介します。

種類特徴
全面囲い型玄関前を完全に囲い、外気を遮断。出入口ドア付き。
片側囲い型建物側と片面の2面構造。コストを抑えられる。
アルミフレーム+パネル型アルミ枠に透明パネル、明るさ確保+防風。
木製・格子タイプ(和風)和風住宅に合わせた意匠デザイン。

お住まいの地域の環境や目的で何が必要なのかが変わりますね。前述した寒冷地では主に全面囲い型を採用している住宅が多く、機能性を重視していることがわかります。全面を囲わずとも灯油やベビーカー、自転車の一時置き場として使えたり、花粉や砂埃の侵入を軽減してくれます。玄関は開閉の多い場所ですから、結露対策としても有効でしょう。では施工費用はどれくらいかかるのか、大きさと比較して解説します。

※地域差あり(積雪地域や豪雪地帯では強化仕様が必要で+10万円前後)
サイズ/グレード商品価格施工費用総額目安
小型(1坪未満)約20万~30万円約10万~15万円約30万~45万円
中型(1~1.5坪)約30万~50万円約15万~25万円約45万~75万円
大型(1.5坪以上)約50万~80万円約25万~40万円約75万~120万円

さまざまなタイプやサイズがあり、LIXIL、YKK AP、三協アルミなどのメーカー商品もあります。積雪に対応しているか、ドア同士が干渉しないか、材質がお住まいの環境に適しているのかなど、住宅とお住まいの地域環境に合うものがおすすめです。工期は1日〜3日と短めですが、施工の前に現地調査が必要で、現地調査から施工完了までは約1週間〜2週間ほどかかります。

また、気を付けたい注意点として、水はけと自治体の建築制限があげられます。土間や床に傾斜がないと水はけが悪く雨水がたまってしまいますし、せっかくの風除室も意味を成さない状態になってしまいますね。そして自治体/地域によっては「増築扱い」で建築確認申請が必要な場合もあります。お住まいの地域のルールを必ず確認しておきましょう。なお、積雪地域や豪雪地帯では強化仕様が必要になることも覚えておくと安心です。

まとめ

本記事では外構の主な設備と費用について解説しました。よくあるお悩みや希望に合わせてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?外構は、家の印象を大きく左右する「もうひとつの顔」とも言えます。どのような設備が生活スタイルに合うのか、どんな設備があればもっと楽しく便利な暮らしになるのか。住宅の外側、外構について少しでも考えるきっかけになったとしたら、うれしく思います。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

林 由紀子監修者:林 由紀子
一級建築士
【メッセージ】
住まいの印象を大きく左右する、もうひとつの顔ともいえる外まわり。見た目の美しさに加え、防犯性や動線の工夫、ご家族らしさを映し出す役割も担います。住宅計画の中では後回しにされがちですが、実は日々の快適さや安心感をそっと支えてくれる、大切な存在でもあるのです。今の暮らしに寄り添いながら、これからの変化にも柔軟に対応できるよう整えていくことで、住まいの価値は少しずつ育まれていきます。季節のうつろいや時の流れとともに表情を変えていくその様子を楽しみながら、心地よく、愛着の深まる空間へと育っていきますように。

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